「神芝居」、集合写真です! ↓

20160422_神芝居_集合写真.JPG





2016年05月24日

【西郊ロッヂング・旅館西郊】外観から部屋の内部まで、写真画像満載でお届けしましょう!・・・登録有形文化財でもあります、荻窪にお越しの際には、ぜひ!

お待たせしました。

前回、少し触れた「西郊(せいこう)
ロッヂング」について、今回は写真
画像満載でお届けします。

もっとも、私が泊まったのは、「西郊
ロッヂング」の建物の隣にある「旅館
西郊」ですが、旅館のおかみさんに
聞いたところ「旅館西郊の方が先に
建てられた」ということでした。

ちなみに、「西郊ロッヂング」の建物は、
現在は「賃貸」(!)だそうです。

今も使われているんですなあ。

それでは、まず、その「西郊ロッヂング」
の外観と、その左隣の「旅館西郊」の
入口の写真を載せておきましょう。

(西郊ロッヂングの建物です。↓)

@20160518_西郊ロッヂング正面.jpg


(ここから左へ5秒歩くと、
「旅館西郊」の入口となります。↓)

A20160518_西郊旅館正面.jpg


さて、部屋に通されました。

二階の部屋です。

部屋の中から見る扉は、障子の
ようになっています。↓

B20160518_西郊旅館部屋入口.JPG


もちろん、通常の障子では防犯上、
問題がありますので、実際は、
プラスチックのような硬い素材の
ものでしたが。

向かって、左に見えるのは小型の
冷蔵庫です。

さて、部屋の中を見てみましょう。

もうねえ、突っ込みどころ満載
ですよ!

順に見ていきます。

まず、真っ先に私の目に飛び込んで
きたのが、入って右側の壁の下の方
にある「小窓」です。↓

C20160518_西郊旅館部屋の中の小窓.JPG




近付いてみました。↓

D20160518_西郊旅館部屋の中の小窓A.JPG


「これ、何のために付いている
のだろう?」と私はしばし、悩み
ましたね。

「いや、以前は、何らかの用途が
あって、使われていたのだろう」と
思いましたが・・・。

分からない。

翌朝、私は旅館のおかみさんに
聞いてみましたが・・・。

おかみさんも分からず、ご主人に
聞くことに。

すると、ご主人の回答は、「はっきり
したことは分からない」と断った上で、
「飾りだったのかもしれないし、通気性
を良くするために付けられたのかも
しれない。掃除の時に便利だったから
かもしれない」とのことでした。

聞けば、戦前は、この部屋、洋風の
部屋だったそうです。

ところが、戦後、和風に変えたそうで、
その際に、建築家の人がなんらかの意図
を持って、作ったのであろうと・・・。

・・・実際には、どういう意図だったのか、
気になるところではありますが・・・。

気になりだしたらキリがないので、
先に行きますね。

テーブルに目をやると、一昔前の
ものと思われる電気スタンドが
ありました。↓

E20160518_西郊旅館部屋の中のテーブル.JPG


これは、部屋の明かりがやや暗め
だったからかと思われます。

実際に、夜になると、そんなに
明るくはありませんでしたから。

17時頃でしたので、私は相撲を
見ようとテレビを探しましたが、
壁掛けでした。

しかし、それよりも驚いたのは
その隣にあった鏡台です。↓

F20160518_西郊旅館部屋の中のテレビと鏡台.JPG


なぜ、鏡台があるのか?

これも、おそらくですが、部屋の中に
洗面台がないからではないかと・・・。

そうです、風呂・トイレも部屋の外に
あるんですよ。

ですから、そういうのが気になる人
には、あまり向いていないかもしれ
ませんね、この旅館は。

もっとも、この日は泊まっている客も
私と、もう一人くらいしかいません
でしたから、トイレに行く途中、人と
顔を合わせることもありませんでした。

まあ、なんでもかんでも、ビジネス
ホテルのようなものを望んでいたら、
こういう趣きのある旅館には泊まれ
ないということです。

そこは、我慢しましょうよ。

鏡台の奥にはファンヒーターが
置いてありましたが、その謎は、
次の写真を確認すると、よく
分かります。↓

G20160518_西郊旅館部屋の中のエアコンと掛け軸と置物.JPG


右上にエアコンが見えますが、
これ、相当古いタイプです。

近付いてみましょう。↓

H20160518_西郊旅館部屋の中のエアコン接写.JPG


冷房しか効かないタイプですよ。

だから、ファンヒーターが、寒い時
のために置いてあるわけです。

ちなみに、このエアコンの下の壁
には掛け軸が飾ってあり、置物も
置いてあるあたり、風流です。

なお、このエアコンはリモコンで
操作するタイプではありません。

こちらで操作します。↓

I20160518_西郊旅館部屋の中のエアコンチャンネル.JPG


久々に見ましたよ、このタイプ。

エアコンの下には、さすがに旅館
です、布団が敷いてありました。↓

J20160518_西郊旅館部屋の中の布団.JPG


思えば、このような旅館に泊まる
のは、何年ぶりだろうと感慨深く
なりましたね。

布団の傍の窓から景色を眺めます。↓

K20160518_西郊旅館部屋から見た中庭.JPG


この写真では、ちょっと見づらい
ですが、中庭があり、池があります。

また、屋根が「コ」の字になって
いますが、この旅館自体がこのような
造りになっているんですなあ。

現在では、なかなか見られませんよ。

さて、そろそろ座ろうかと思ったら、
今度は、座椅子の後ろに、たぬきの
置物を見つけました。↓

L20160518_西郊旅館部屋の中のたぬきの置物.JPG


ちなみに、奥の方に見える電話機も
昔の黄緑のダイヤル式とは懐かしい。

座椅子に座ろうとして、「まだ、
クローゼットを開けていなかった」
と気付き、開けてみました。↓

M20160518_西郊旅館部屋の中のクローク.JPG


ようやく座椅子に座って、窓の方を
見てみます。↓

N20160518_西郊旅館部屋から見た風景.JPG


日が長くなってきたとはいえ、
窓も大きいからか、17時頃と
しては、非常に明るい。

設計がいいんでしょうなあ。

さて、だいぶ長くなりましたので、
後は私がちょっと気になったものを
少し・・・。

まず、部屋の鍵ですが・・・このような
タイプでした。↓

O20160518_西郊旅館部屋の中の鍵.JPG


ちなみに部屋は「萩(ハギ)」でした。

「荻(オギ)」ではありません。

この鍵、どうやって使うのか、おかみ
さんから説明がありましたが、結構
難しかった。

ここでは、入口の鍵がどうなって
いるのかだけ、ちょっとお伝えして
おきましょう。

まず、鍵を差し込む前に、鍵穴の
近くに付いている、棒のような
鍵を穴に差し込みます。↓

23_20160519_西郊旅館部屋入口の鍵はこう.JPG


そして、先程の鍵をこう差し込んで、
ねじるわけです。↓

24_20160519_西郊旅館部屋入口の鍵接写.JPG


あと、部屋の壁と天井も私は気に
なりました。↓

P20160518_西郊旅館部屋の中の壁と障子.JPG


Q20160518_西郊旅館部屋の天井.JPG


この壁の素材も、聞けばよかった
なあ・・・。

余談ですが、チェックアウトの時、
30分くらいご主人とおかみさんと
話し込んでしまいましてねえ・・・。

先の「小窓」や、建物の歴史についての
話をたくさん伺って私は大満足でした
が、後で気付くと、こうして「聞いて
おけばよかった」ということが出て
くるのは仕方がありませんね。

次回、伺う機会があれば、その時に
聞いてみたいと思います。

また、この部屋にはカーテンが付いて
いませんでしたが、その代わりに、
ブラインドのようなものが付いて
いました。↓

R20160518_西郊旅館部屋の中のブラインド.JPG


これも、趣きがあるといえばそう
ですが、朝になると結構日が差して
きましてね。

夜遅くまで起きていたのに、4時半
くらいには目が覚めてしまいました。

二度寝しましたが。

朝起きると、前日夕方よりは庭の
様子がはっきりと見えました。↓

S20160519_西郊旅館部屋から見たあさの風景.JPG


朝になって、廊下に出ると、廊下
の下の方にも「小窓」があることに
気付きました。↓

22_20160519_西郊旅館部屋入口の廊下にも小窓.JPG


やっぱり、「掃除目的」だったような
気もしますが・・・。

また、床が石でできているのも、朝に
なって、良く分かりました。↓

21_20160519_西郊旅館部屋入口の床は石.JPG


帰り際、部屋の入口の全景を撮影
しました。↓

25_20160519_西郊旅館部屋入口全景.JPG


すると、その右下のあたりに、
例の「小窓」がテーブル等で
塞がれていることに気付きました。↓

26_20160519_西郊旅館部屋小窓塞がれている.JPG


最後、既に触れましたが、旅館の
ご主人とおかみさんとお話をさせて
頂きましたが、ロビーのところに
「登録有形文化財」の盾が置いて
ありましたので、一枚撮影をさせて
頂きました。↓

27_20160519_西郊旅館登録有形文化財.JPG


以上です!

相当、長くなってしまいましたが、
それくらい「突っ込みどころ満載」
だったということです。

しかし、こういう趣きのある、古風な
旅館がまだ東京に残っていたという
のは、奇跡に近い。

「荻窪にお越しの際には、ぜひ!」と
オススメしたいですね。

さて、明日以降ですが、「荻窪の
見所」について、こちらも写真付きで
掲載できればと思っています。

「荻窪」が満載なんですよ、荻窪には。

当たり前かもしれませんが。

・・・当ブログ記事、私がこれまで書いて
きた記事の中で、おそらく最も時間を
費やしたかもしれません。

・・・ということは、読む側のあなたに
とっても、お時間がかかったことは
間違いないわけで・・・。

長い時間、お付き合い頂き、ありがとう
ございました!



*「西郊ロッヂング」、こちらにも記載
されていますよ!






posted by あらやまはじめ at 13:21| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 荻窪訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック






当ブログの順位はコチラです! ↓

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 役者へ
にほんブログ村


役者(演劇) ブログランキングへ

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。